
ロイヤルスイート ハート・せながわ
royal sweet heart senagawa
自分で歩く力を、支えるホーム。
ハート・せながわは「寄りすぎない介護」を実践し、ご利用者さまの“できる力”を守ります。必要な場面だけを見極めた支援で、自信と穏やかな日常を育みます。
ロイヤルスイート ハート・せながわ
残り
室
2
2025年10月22日
更新
総木造という選択

01
なぜ、木なのか
私たちが目指すのは、憩いの場=サロンとして自然に人が集まり、会話と行動が生まれる住まいです。木は触れた時の温かみとやわらかな音環境をもたらし、長い時間を過ごす空間に安らぎを与えます。とりわけ高齢期は五感の刺激が穏やかであることが大切。木の質感は、毎日の 過ごし方を落ち着いたリズムへと導きます。
02
準耐火木造の発想と
安全設計
ハート・せながわは総木造の建物に、準耐火相当の考え方を重ね、石膏ボードの多層化や区画化など火に強いディテールを丁寧に積み上げています。さらに、自動火災報知設備・スプリンクラー・非常通報・24時間換気を標準装備。禁煙の館内ルールや日常の設備点検も含め、万一の際に被害を広げない仕組みを徹底しています。
安全は「掲げるもの」ではなく提供するもの。その前提で、建築・設備・運用の三つ巴で備えます。
03
音・温熱・光、“長く居られる”快適性
木 は反響を抑えて声量を上げずに会話できる環境づくりに向いています。天井裏のゆとりある空間(厚みのある小屋裏)は機械設備を適正に配置でき、熱や音の緩衝帯としても機能。外が暑い日でも1階はほどよい涼しさを保ちやすく、2階は換気計画と空調で過ごしやすさを整えます。
明るすぎず暗すぎない拡散光を取り入れ、昼夜の明暗リズムを崩さないことも重視。睡眠の質に配慮した照明運用を日課とセットで行い、夜間の安定につなげます。

04
歩行を支える導線と“病院並み”の通路幅

日常の移動はリハビリそのものです 。ハート・せながわは病院並みの3m級の通路を基本とし、車いす同士でもゆとりを持ってすれ違える幅を確保。壁面に余計な出っ張りを作らず、視認性の高い直線・コーナーを組み合わせることで、見通しの良さと安全な離合を両立しています。結果として、壁や巾木に接触痕がつきにくく、歩行の不安を減らします。
さらに、一周約200mの屋内回遊導線は、雨天時でも手引き歩行や見守り歩行を安全に継続可能。寄りすぎない介護の原則に沿って、短距離でも“自分の足で歩く”回数を増やすための生活動線です。

05
転倒・骨折を予防する“余白”の設計
居室は置き家具のボリュームを最小化し、季節物や大物は衣類管理庫へ。通路側はつまずき要因を作らないクリアランスを保ちます。手すり・ノンスリップ材・段差解消を要所に配して、動線上の“躓きやすい瞬間”を丁寧に潰していく。この余白設計が、毎日の自発的な移動を後押しします。
06
“サロン”としての多拠点
檜風呂は入浴する喜びをさらに得る場所。介護浴は体力や可動域に応じて安全に清潔を保つ場。
フロアは体操・合唱・上映会の舞台となり、図書コーナーは静かな回想と読書に開かれています。家族室では記念日の小さな手料理を。どの拠点にも“行きたい理由”があり、それが歩く・座る・話すという行動を自然に増やします。

ハート・せながわが目指す暮らし

“できる”を守る日課
朝の整容と軽い体操で体を温め、昼食前の口腔体操で安全に食べる準備。午後は手作業や回想、夕方は静かな語らい。活動→休息→回復のリズムを整えます。

声かけの精度
抽象的な励ましではなく短く具体的に。「椅子の背に手を置いて、ゆっくり立ち上がりましょう」など段取りの提示で不安を小さくします。

最小限の支援
手引き歩行や立ち上がり補助など、必要な瞬間だけ介入。終われば一歩引き、“できた”を共有します。

一本線の情報
申し送り・記録・カンファレンスを欠かさず、睡眠・食事量・体操参加・表情の変化を翌日の時間割へ反映。


